南三陸子ども自然史ワークショップ2015

720日海の日に南三陸ネイチャーセンター友の会主催の南三陸子ども自然史ワークショップ2015に出展してきました。当日は友の会主催の自然史ワークショップで過去最多の160人近い方が遊びに来てくれました。



みちのく博物楽団のブースは化石の形の違いについて、アンモナイトのぷにぷに化石レプリカを作りながら知ってもらうといった内容でした。今回私達が使用したのは南三陸産とサハリン産のアンモナイト化石なのですが、実は南三陸産と比べるとサハリン産の方がぷっくり立体的なのです。詳しい説明は省略しますが、これは地質の違いが関係していて、化石の周りに頑丈なカプセルのようなもの(ノジュール)ができるサハリンでは、外部からの力による化石の変形が少なくなるためつぶれずに立体感のあるものが取れるのです。



「形が全然違うでしょ?」と実物を見せると子ども達だけでなく「ほんとだ!!何で!?」とびっくりしていました。そしてノジュールの話をすると、小学生の男の子達は、「つまりバリアができるって事か!!」と彼らの言葉で理解を深めてくれました。普段は気にしない違いを発見する楽しさを味わって頂けたのではないかと思います。




ぷにぷに化石レプリカ作りは様々な色の組み合わせで自分だけのアンモナイトストラップを作って頂けるため、子ども達や保護者の皆様だけではなく、他のワークショップ出展者の方々にも大変ご好評頂きました。これからもより多くの方に学ぶ楽しさを感じて頂けるワークショップ作りに励んでいきたいと思います。



写真は集合写真の準備中の一枚。南三陸ネイチャーセンター友の会のみなさん、ありがとうございました!